みなさんの感想
藤田利江、NPO法人 学校図書館 実践活動研究会 理事
「本」を感覚的な言葉と美術的な絵で紹介しています。『ほん book』は私を空想の世界へと誘います。魔法のカギを渡された私は、何にも邪魔されずにみつけたものを自分のものにできます。このように本の魅力を読者にうったえてきます。この本を読むと、あなたが好きな本を思わず抱きしめたくなることでしょう。
岸 朋子、大垣書店イオンモール KYOTO店 児童書担当
紙でできた本が好きです。紙の手ざわり、紙のにおい、ページをめくる静かな音。本を開くと、想像の世界に翼を広げ、どこまでだって行ける気がします。世の中にある、たくさんの知らなかった事に気がつきます。本の良さを、これでもかと詰め込んだ、宝箱の様な美しい絵本です。
河本絵美、紀伊國屋書店 梅田本店 児童書担当
本は友達にもなるし、生きる道しるべにもなる。今はスマホやパソコンでたくさんの情報を得られるけど、本を読んで広がる想像の世界はそれよりもっと広いかもしれない。そんな世界を教えてくれる絵本です。さあ、頁をめくって新しい世界を探してみよう。
かまちよしえ、絵本カフェ ワニシャン
「ほん」という扉を開けるとそこは、やわらかな色で描かれた不思議な世界でした。コラージュの遊び心に心躍らせて、「めくる」という動作は、行ったり来たり……ぜいたくな時間を過ごす事が出来ました。
みなみ、小学5年生
本なのに「ほん」という題名なのがおもしろくて、読んでみたら不思議な感じがしました。本の世界に入っていったと思ったら、現代にある携帯等と本をくらべているところで、本の良さがわかりました。一番好きな場面はたくさんの本が扉から出ていく場面です。
りおち、小学5年生
本にはオン・オフのスイッチは無いし、突然こわれたりもしないから、いつでも「ほんの世界にもどれる」という文に共感しました。
えだマメ君、小学5年生
本は想像の宝箱みたいな物である事を、改めて実感しました。そして、〈「さよなら」は、かなしいことじゃない。〉という文に最後とても感動しました。このことは、現実の世界でも同じことだと思いました。
なこ、小学6年生
本はいつでも自分の味方になってくれます。独りぼっちでも支えてくれる一番の友だちだと、この本を読んで思いました。